兼 六 園
兼六園がある金沢市は石川県の中央にある県庁所在地であり、北陸地方一の都市です。
鉄道ではJR北陸線を利用します。
車では北陸道の金沢西ICを利用します。
兼六園はもともと金沢城の外郭の庭でした。
加賀藩5代藩主前田綱紀が1676年に蓮地御亭を建て、周辺を作庭したのが始まりでした。
12代藩主斉広の時代、1822年に竹沢御殿が完成し、奥州白河藩主白河楽翁に園の命名を依頼し、宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望の六勝を兼備するという意味で兼六園と名付けられました。
写真は中央にある霞ヶ池です。
左の写真には有名な徽軫灯籠が写っています。
写真は噴水です。
現地にある看板には…
噴水
「一八六一(文久元)年につくられた日本最古の噴水である。
霞ヶ池を水源としており池の水面との落差で高さは約三、五メートル吹き上がっている。」
と書かれてあります。
左の写真は雁行橋です。
現地にある看板には…
雁行橋
「雁が列をなして飛んでいる姿につくられている十一枚の赤戸室石の一枚一枚が亀甲の形をしているので別名亀甲橋ともいう。
またかりがね橋ともいう。」
と書かれてあります。
右の写真は花見橋です。
この橋から眺める桜、つつじ、かきつばたなどの花が見事であり、花見橋の名前がついています。
左の写真は松の傷です。
現地にある看板には…
松の傷
「この松は太平洋戦争が終わった年−昭和二十年(一九四五年)の六月頃、政府の指示で軍用航空機の燃料にするために松脂を採取したあとである。」
と書かれてあります。
右の写真は兼六園菊桜です。
現地にある看板には…
兼六園菊桜
「一つの花に花弁が三百数十枚も数えられちょうど菊の花のように咲く。
開花期は四月下旬から五月中旬頃までで花の色は濃い紅から薄紅。
満開の時はほとんど白に近い。
なお一九二八(昭和三)年天然記念物に指定されたが初代兼六園菊桜は一九七○(昭和四十五)年枯死した。」
と書かれてあります。
左の写真は根上りの松です。
右の写真は乙葉松です。
写真がぼやけてしまい、看板の文字が読めません。
写真は雪吊りされている松です。
北陸は豪雪地帯であり、雪で松が折れないように毎年11月1日から雪吊り作業が始められ、冬の兼六園の風物詩となっています。