軽 井 沢
軽井沢は長野県東部にある標高約900mの高原で、夏は避暑を求める観光客で賑わいます。
1997年(H9)10月1日に長野新幹線が開通し、東京から約1時間10分で行けるようになりました。
新幹線開通前は在来線特急で約2時間かかっていましたので、かなり速くなりました。
というのも在来線で軽井沢へ行くには、急勾配を登っていかなければならなかったからなのです。
軽井沢駅と約10km東にある群馬県安中市の横川駅(峠の釜飯で有名)との標高差は約600mです。
この区間には66.7‰(パーミル…1,000m進むのに66.7m登る)という急勾配があり、登る時は下の写真のEF63型電気機関車を2両、後ろに付けて押して登っていました。また、降りる時は機関車を2両、前に付けて強力なブレーキをかけながら降りていました。
新幹線は高崎駅から軽井沢駅まで北側に大きく巡回し、勾配を稼いで建設されましたので約30‰とかなり緩くなり、260km/hで走れるようになりました。(それでも、新幹線の中ではいちばんの急勾配らしいですが…)
機関車を連結するということでコストがかかりすぎ、横川駅から軽井沢駅までは新幹線開業と同時に廃止され、バスに転換されました。
1997年9月まで横川駅から軽井沢駅までの間で使われていたEF63型電気機関車
軽井沢にはいろいろな宿泊施設がありますが、キリスト教の集会・セミナー・キャンプ等でよく使われる施設として、いのちのことば社が運営している恵みシャレー軽井沢という施設があります。私もよくお世話になっています。
左の写真は夏の恵みシャレー軽井沢です。緑がとてもきれいです。恵みシャレーの場所は軽井沢駅から北方向(軽井沢銀座方面)に進み、途中の東雲(しののめ)交差点を左折、林の中を西方向に進み、六本辻を突っ切って、雲場池のそばを通り、その先を右折、北方向に進むと左手にあります。
右の写真は恵みシャレーのそばにある雲場池です。
それでは、軽井沢を観察してみましょう。
軽井沢銀座入口の交差点を北方向へ進むと旧三笠ホテルがあります。中に入るには入場料が必要だったので、入口から建物の写真だけを撮ってきました。
軽井沢銀座の裏通りにはカトリック教会があります。中には自由に入ることができます。写真を見ますと、正面の壁、上部にマリヤ像があり、カトリック教会であることがわかります。
軽井沢銀座の奥には日本聖公会の軽井沢ショー記念礼拝堂があります。ここも中には自由に入ることができます。写真を見ますと、シンプルであり、カトリック教会との違いを見ることができます。
現地にある看板には…
「英国聖公会宣教師A・Cショウ師がキリスト教布教の途にあって軽井沢を知ったのは、明治十八年(一八八五)である。
師は翌年この地に署を避け静思、休養、交親の場とし構内に礼拝堂を建てて霊的よりどころとした。
現在の礼拝堂は由緒あるこの地に在り、いまもなお天地創造の神を讃美し、静想、祈祷聖書読修の場としてここを訪れるすべての人に開放されている。」
と書かれてあります。
軽井沢銀座の東の奥、林の中には万平ホテルがあります。
中に入ってコーヒーでも飲んで休憩でもと思ったのですが、高そうなのでやめて、ここも建物の写真だけを撮ってきました。
また、おまけとして、1992年(H4)と96年(H8)に恵みシャレー軽井沢で行われた教団の青年全国大会の写真をお見せします。