ヴィア・ドロローサ(8〜14)
ヴィア・ドロローサはイエス様が死刑判決を受け、十字架につけられるまでの道のことで、悲しみの道という意味があります。
実際にイエス様時代の道はエルサレムの崩壊、再建により、石畳の下にあるものと思われますが、ここを通る時に、イエス様が十字架につけられるという苦しみの中で歩かれたことを思い起こします。
この道は十字軍時代に生まれ、現在のような形になったのは14世紀で、14ステーションが確定したのが19世紀です。
ここでは14ステーションを2つに分けて紹介します。
後半は8〜14ステーションです。
第8ステーション
… エルサレムの娘たちを慰める。
場所は第7ステーションから東側の十字路まで戻り、そこから南側に進んだ途中の右側(西側)になります。
第9ステーション
… 三度目に倒れる。(伝承)
場所は第8ステーションから南側に進み、途中のT字路を右に曲がり、西側へ進んでいったところにあるコプト派総主教府入口脇の柱です。
第10ステーションへはT字路まで戻り、南側へ進みます。
途中はこんな感じです。
さらに進み、途中で右へ(西方向)進んでいきますと聖墳墓教会に着きます。
第10〜14ステーションは聖墳墓教会内にあります。南側の入口から中に入っていきます。
内部はこんな感じです。
第10ステーション
… 衣を脱がされる。
場所は聖墳墓教会入口を入って、右側の階段を登った所にあるラテン小聖堂です。
第11ステーション
… 十字架に釘付けにされる。
場所は小聖堂奥にある祭壇です。
祭壇上にある壁画です。
第10・11ステーション付近にある壁画です。
第12ステーション
… 十字架上で息を引き取る。
場所は第11ステーション左側にあるギリシャ正教の祭壇です。
十字架が打ち付けられていた岩です。ガラス張りになっていますが、正面に穴があり、ガラス内部にある岩を触れるようになっています。
第13ステーション
… 十字架から降ろされる。
場所は聖墳墓教会入口を入って、正面、目の前です。
現在は写真のように当時の岩を保護するために、上に大理石が置かれています。
第14ステーション
… 墓に納める。
場所は聖墳墓教会入口を入って、左側に進んで行くとある建物内です。
第14ステーションはこの建物内にあります。中に入る人たちがたくさん並んでおり、時間が無かったので中には入れませんでした。
天井はこんな感じです。