クムラン
クムランは死海のほとりにあります。
位置は北部の西岸になります。
ここにはB.C.8世紀からユダヤ人の共同体がおりました。
しかし、A.D.68年、ローマによって滅ぼされてしまいました。
この場所が何故、有名なのかと言いますと1947年に羊飼いの少年によって、洞窟の中に隠されていた陶器に入った巻物が発見されました。
その後、この辺りを調べてみますと、エステル記以外の旧約聖書の写本や、その他、多くの文書が発見されました。
旧約聖書は今まで見つかっていたものと比べて1,000年以上前のもので、しかも、内容もほとんど変わらないということで、旧約聖書の信憑性が証明されたことになるからです。
入口にあったブーゲンビリアです。
山肌にはあちこちに洞窟の跡があります。
振り返ると、死海が見えます。
遺跡の跡も発掘されています。
写本が見つかった第1洞窟が見える場所にある説明版です。
写真では見にくいですが、陶器のイラストが描かれています。
写真は第1洞窟です。かなり高い位置にあります。中には入ることができません。
別の角度から撮影しました。
ここにはレストランがあり、食事をすることもできます。この日はマクルーパというベトウィン人のすき焼料理を食べました。
大きな鍋に鶏肉や野菜を入れ、その上に米(イスラエルでは長粒のインディカ米が普通です)を入れて温めたものです。
出来上がったら、左の写真のように大きな平たい皿にひっくり返します。
それを皿に盛り付けます。
とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。