愛知県扶桑町(ふそうちょう)
愛知県扶桑町は尾張北部の犬山市の西にあります。
北には木曽川が流れており、対岸は岐阜県各務原市(かかみがはらし)となります。
扶桑町には名鉄犬山線が走っており、町内には柏森、扶桑、木津用水(こつようすい)の3つの駅があります。
鉄道ではいちばん手前の柏森駅までは名鉄名古屋駅から名鉄犬山線の快速特急で20分で着きます。
車では名神高速の小牧ICを利用します。ICからは約10分で着きます。
町内にある駅を名古屋に近いほうから紹介します。
柏森駅は扶桑町に入ってすぐのところにあります。
快速特急停車駅です。(特急等はJRの快速に相当するので、特急料金は不要です)
左の写真は旧駅舎です。この時は改札から踏切を通ってホームに行けました。(階段を登らずに済むバリアフリーでした)
2007年(H19)に橋上駅舎に改築され、写真の駅舎は取り壊されました。
右の写真は柏森駅を発車する名古屋方面行急行です。以前は写真のようにパノラマカーが使われていました。
左側下部にある白っぽい板が改札からホームへの踏切です。
次は扶桑駅です。
快速急行停車駅です。
1994年(H6)に橋上駅舎に改築されました。
その次は木津用水駅です。扶桑町から出る直前のところにあります。
準急停車駅です。
無人駅ですが、2004年(H16)に入ってから自動改札が導入されました。
町の特産といえば、守口大根が有名です。細長い大根で、直径は2〜3cmしかありませんが、長さは1m20cmにもなります。中には1m80cm以上になるものもあります。そばを木曽川が流れており、良質の砂地となっており、守口大根の生産には適しています。扶桑町では全国の生産量の65%が収穫されます。
町の中にもオブジェがあります。
写真は国道41号線で名古屋方面から扶桑町に入ったすぐの左側にあります。
写真は木曽川の近く(白いガードレールが堤防道路です)で、生産地の中にあります。
下部には「ギネスワールドレコード」の説明板があります。
ギネスワールドレコード 申請中
「 達 成 日 2002年11月23日
守口大根の長さ 173.7cm(5フィート8.387インチ)
記 録 達 成 者
申 請 者
守口大根の歴史
守口大根は、江戸時代に中国より伝わり、すでに300年以上の歴史を持つ大根です。
江戸時代には、お漬物として大名に献上されていました。
守口大根という由来は、大阪府の守口市付近で最初栽培されていたという説と、最初に栽培した人物の名が、守口という説があります。」
と書かれてあります。
町のもう1つの特産といえば、つまおり傘です。竹と和紙でできた伝統工芸の作品です。名前の由来は骨の端が内側に折れているからです。
写真はつまおり傘をモチーフにした公園にある日除けです。扶桑町らしさを醸し出しております。
写真は扶桑町役場です。町の中心部、扶桑駅の近くにあります。
町の施設を紹介します。
左の写真は扶桑町図書館です。
右の写真は扶桑文化会館です。芸能文化の町の目玉として建てられました。
中は歌舞伎等が行えるように造られています。その他にも演劇やコンサートの開催も可能です。
町民音楽祭や文化祭の発表でも使われます。
町は名古屋のベットタウンとして発展してきましたが、所々に畑も残り、田園都市の雰囲気があります。
写真のように円柱の郵便ポストも現役で活躍していたりして、のどかな面もあります。
いちばん上の柏森駅の写真には角型の郵便ポストも写っておりますように、昔と今が同居している町でもあります。
斉藤には私が所属しているキリスト兄弟団の教会で扶桑教会(チャペル扶桑)があります。
深緑色をした屋根のかわいい教会です。
扶桑町からは遠くに山々を見ることができます。
西方向には伊吹山(いぶきやま)が、北東方向には木曽・御嶽山(おんたけさん)が見えます。
左の写真には中央に伊吹山が、右の写真には中央に御嶽山が写っています。
冬には積雪するので、写真のように白い姿を見ることができます。クリックすると拡大します。